嬉々、ならいいんだけど。

　今までで最悪なデート。

　前日にどうも怒らせたな、と思っていたら、案の定。

　写真を撮ろうと言ったら、撮るのは好きじゃない、よっぽどのときじゃないと、と言われた。

　そんなことは初耳。

　早々と帰ることになって、あんまり頭にきたので、途中で降ろして、と言った。そんな雰囲気の車中にいるより、自力帰った方がよっぽどましだった。

　それをしないのは、偽善者たる所以でしょうね。

　家に送ってもらい、車から降りようとしたところで、昨日のあれは何、みたいな話になって、結局もう一度、話のできる場所へと移動。

　私がそれまで言わなかった、偏屈な考えも全部言った。

　彼からは合わない、性格が違いすぎる、と言われた。

　私は、そんなことはわかっていた。合わないから面白いのに。

　そもそも彼は私の苦手なタイプだから、合うはずがない。

　
　この言葉には、さすがにショックを受けていた。

　それはそうでしょうね。

　「だから、どうしたいの？」

　よく、彼に向かって問いかける言葉。

　気に入らないことがあるなら、言えばいい。

　でも、だからどうしたいか、が私は大切だと思う。

　不満があるが修復・改善していきたいのか、もう我慢の限界で終わらせたいのか。

　分からない、というのは、例え本当困っていたとしても、卑怯な逃げ言葉だと思う。

　相手の出方しだいで、どうとでも意見が変えられる、便利な言葉だからだ。　

　こう言われてしまったら、もうどうしようもない。決定的な言葉がないだけで、私がそれを許さないだけで、本当は終わっていてもおかしくない関係だ。

　ここまでプライドを傷つけられて、まだ付き合っているのは、おかしなことだ。

　将来なんて見えない相手と付き合って、引っ張りまわして、その先に何があるというのだろう。

　好きなだけではどうしようもない。

　好きという気持ち以外に、関係を継続させる理由なんてない。

　相反する思いが、私の中を駆け巡る。

　いっそ言ってやろうか。苦手となった原因の男がいることを。そのせいもあって体を壊したことを。その男と、彼が兄弟構成も血液型も出身大学まで一緒なことを。自虐的な気持ちになることを。

　それは、いつまでこだわっているんだと言われようが、私の高校からのトラウマだ。

　そういうタイプにわざわざ固執するのは、本当におかしなことだと思う。決して好きなタイプではないのに。

　万人受けする人は苦手なのだ。本性見せてみな、そんなきれいな人間じゃないくせに、と思う。

　
　彼氏の衝撃の過去を聞いて、きれいな人間ではないと思ったけど、そのことに酔っているようにも思えた。

　時間に追われてちっとも考える余裕がなかったが、まだ私の中にこういう文章を書ける力が残っていて良かった。

　気まずい雰囲気の中、小旅行。
　　
　気を遣っているのがありありと分かって、冷める。

　こうなったのは私が原因だ。という扱いをされた。

　限界になる前に、言ったら？

　言っても無駄だと感じるようになったら、もう先はないさ。

　

　分からない。というより、何も感じない。

　もう、気持ちが離れてしまっている気がする。

　私だけでなく、お互いに。

　今まで続いたのが、不思議なくらい。

　始めから、私が好きなわけではなかったと思う。

　ただ、さみしさを埋めたかっただけ。

　さっきテレビを見ていたら、某人気アイドルグループTの一人が、こういうことを言っていた。

　嫌いなものにはまっていく。犬もサーフィンも。

　私も嫌いなもの、苦手なものにはまる傾向がある。私は変わってると思っていたけど、同じ考え方をする人に出会ってしまった！！！

　彼への見方が変わった。

　私は、一人っ子、A型の人にトラウマがある。

　今の彼は、その条件に当てはまる。

　好意は持っていたけど、それを知ってから更にはまった気が。

　好きになる人は、かなりクセのある人が多かった。

　ヒドイ目に遭ってからは、それまで苦手だったいい人にも目が向くようになり、尊敬できる素敵な人を好きになることが出来た。

　いまだに思い出すと、涙が出る。

　叶えられなくて、ものすごく辛くて悲しい思いをしたから、素直になろうと心に誓って、今がある。

　モチベーションが下がってくると、このことを思い出す。

　つまり、それを思い出している今は、モチベーションが下がっているということ。

　やっと掴んだ幸せなのに・・・

　傷がうずく。プライドはもう、捨て去ったはずでしょう？

　月9ドラマの主人公は、結婚より仕事を選んだ。成功への道を歩いている彼女だが、彼との思い出の曲を聴いて、涙していた。

　それを見ていた彼は、
「泣くくらいなら、素直に教授について行けばよかったのに。彼女は気が強すぎる」
と言った。

　この人には、女の気持ちは分からないだろうな、と思った。

　私もきっと、彼女と同じ選択をする。考えすぎると、幸せにはなれないって。痛いほどよく分かる。それは、器用な生き方ではない。

　素直についていけるようなバカ女（気を悪くする方がいたらごめんなさい）には、なれるかどうか。

　ついていって結婚してからでも、研究は出来るじゃない、と言った彼。

　それでうまくいったとしても、どこか教授の力があったから認められたのかも、という思いは消えないかもよ、と私。

　どちらとも手に入れるのは難しいってことか、と彼。

　前の彼氏に言われた、「何かを手に入れれば、何かを失う」という言葉を思い出した。

　いつも私が言うことを、行動しないと分からない、とか、悩んでいるのは馬鹿だ、というような態度だったから、平行線で会話が成り立たなかった。私より、ずっと前を、そして世間から外れた道を歩いていた。ついていけなかったし、ついていきたいとも思えなかった。

　今の彼は、会話が成り立っても、考えが似ていても、重要なところが決定的に違う。

　ついていけばよかったのに、というあたりの会話は、議論を避けた。本性は見せられない。一人っ子A型・・・私は、勉強でも仕事でも真剣にやると、かなり感じが悪くなり、ピリピリする。頑張って頑張って、その先にあったものは、「女のくせに」という言葉と、挫折と、持病だった。

　この彼からその言葉が出たら、どうなってしまうでしょうか。

　昨日、私はめっちゃ怒った。彼氏の発言に対して。

　私はほとんど悪くないけど、そんな些細なことで怒ったということ、言い方がきつかったこと、電話していて怒って一回切って、そのあとまた私からかけ直して、言いたいことを言って切ったこと、などはよくなかったなと思い、電話してみた。

　出てくれないかと思った。が、割と早く出てくれた。

　口数は、普段の彼からは想像もつかないほど少なくて、始めは昨日の一件に対し、どう感じ、何を考えているのかが全く分からなかった。

　何だか、私一人が悪者じゃん？そんな気分になった。

　カウンセラーみたいに、（あくまでイメージだけど）、相手にしゃべらせるように話を持っていって、聞いたこと。

　ウィステリアが言いたかったことをまとめると、「ふざけんなっ！！！」ってことじゃない？言いたいことをはっきりストレートに言う人だなと思った。普段ウィステリアは優しいから、びっくりしたし、そんなウィステリアは見たくなかった。けど、そうさせているのは俺だ。
　一回目の電話のとき、かなり凹んでて、二回目の電話でかなりヤバイと思った。平手打ちされたような感じだった。

　ヤバイ、と遠まわしに言ったから、はっきり聞いた。

　別れるかも、ってこと？

　どうやらそうだったらしい。

　私も、それは絶対嫌だと思いながらも、覚悟して言いたいことを言ったから。

　それで壊れるような関係なら、大したことないし、言いたいことを言わないで溜めて後で爆発するより、今日が最後だと思って、覚悟を決める方が、私はいいと思う。

　もちろん私は、感情に任せて言っているのではなく、今後こんなことにならないようにしたいから伝えたいと思い、実行しているだけのことだ。

　そういう趣旨のことを私は彼に言ったが、彼がどうしたいかということは、よく分からなかった。
　
　本当に真剣に考えているのか？
　優男め。自分で言ってたな、そういや。

　私は思い込みで、彼も怒っていると思っていた。

　落ち込みやすい人だということを忘れていた。それくらい、かなり頭に血が上っていた。電話終わってから2回目の電話をするまでの間に、携帯が折れるくらい投げつけたし。　

　今日の電話も、彼から切られたとき、これが最後の瞬間かもしれない、と思い、涙が滲んだ。

　
　土曜日、会ってくれる？と聞いたら、うん、と言ってくれた。　それは俺が言わないといけないことだし、ウィステリアは悪くないのにそういうこと言ってくれると、余計に悪いなって思う、と。

　だったら。

　私が黙っていて、彼はそのような趣旨のことをちゃんと言ってくれたのだろうか。

　きっと、言わない。落ち込んで、俺でいいのか、と言い出し、よくない方向へ行ってしまいそうだ。

　今日一日、まともにご飯が食べられなかった彼だもの。

　愛されているゆえのことか、それとも・・・私がこの世で一番嫌っている、偽善者なのか。そうは思いたくない。

　一般論から言えば、私から言うのはよくないことだったかもしれない。

　けれど、私は、待つのが嫌いなのだ。

　自分で言い出したことなら、後悔はしない。しても、苦い後悔ではないはず。

　言えなかった後悔、出来なかった後悔は、バイト先の上司を好きになってうまくいかなかったときの、あの激しい痛みで十分過ぎるほどだ。

　2月14日の二日前には、その彼の夢を見てしまったし。本当に鮮明な。

　今、彼氏がいて幸せなのにもかかわらずそのような夢を見るということは、良くも悪くも、相当、強烈な印象が残っているということだ。

　私の人生にいい影響を与えてくれた、かけがえのない大切な人生の先輩。


　今の彼は、夏、私と昔好きだった人と迷って、結局、昔好きだった人を選んだ。

　私は、選ばれなかった。

　タイミングを見計らって、その彼女と別れてしばらくしてから告白し、次の日まで考えてからOKの返事をもらった。

　天秤にかけられて選ばれなかった事実、告白してから返事をもらうまでの空白の時間、それらは、私をかなり不安にさせる。

　今、私が選ばれている事実を大切にしたい。

　それすらも、明日にはどうなっているかわからない。

　
　これからも、付き合ってくれる？

　私の問いかけに、うん、と即答してくれた彼。

　明日は、どうなるのでしょう？

　とりあえず、明日の飲みを断ったのは、仕事のせいばかりではないと睨んでいるから、今週は会えないかもしれない。

　私と向き合う気、本当にあるの？？？

　彼も、ご両親に、私の家に行ったと報告したらしい。

　機嫌が治った☆隠しておかれるのは気分が悪いしね。

　それを聞いて、やはりいろいろ聞かれたみたい。

　私自身、言葉を交わして思ったことでもあるけど、お母様は面白い方。美人だし。

　彼は、私の家に遊びに来たことを自分の両親に言わなかったらしい。

　私が彼の家にお邪魔して、そのあと、私の家まで送ってもらった。

　彼の母は、
「送っていったの？家にお邪魔したの？」
と聞いたらしいが、否定した、と。

　確かに帰りに寄ってくれたわけではないけど、別に言ってくれたっていいのに。

　かなりムッとした。

　彼を初めて私の家に招待した。実家です。

　とはいっても、本当に遊びに来ただけ。母にはちょっと会ってもらった。

　こういうことは、彼も初めてだと言っていた。

　家に招くとなると、掃除が大変で、午前中はバタバタでした。

　念入りに掃除をしていたものだから、
「毎週来てもらうと、きれいになっていいのに」
とか、
「毎日来てもらえ」
と家族に言われてしまった。

　自分の部屋にはとても通せる状態ではないので、応接間へ。

　ちょっと硬いかなと思ったけど、普段そう使わない部屋を使ってあげようかな、と。

　昔のアルバムなどを見て談笑。

　ご飯を食べに出かけて、その後、相手の家に寄った。彼の家には何回かお邪魔していて、ご両親とも少しだけ言葉を交わしている。

　私の家では緊張からか少し違った感じだったし、外では、いつものように私が笑いかけてもクールで、実はちょっとコワいと思っている。

　二人きりのときの顔とあまりに違うので、男は社会的な生き物だとつくづく思う。

　彼の部屋で二人きりになったら、やっといつもの彼になった。

　

　聞きました。

　こんな手の内を明かすような話をするのは、私のポリシーではないのだけれど。

　意味深なタイトルの映画に誘ってくれた理由は？

　ほのかに想い始めてくれていたし、私もいい感じに思ってくれているとは気づいていたけど、好きと思っているとは思わなかったらしい。

　あと、ずっとタブーにしてきた話を、向こうから切り出した。
私はそれを確信していたから、特にショックは受けなかったけど、相手は、私がそれを確信していたことに対してショックを受けていたようだった。

　わかりますよ、彼女ができたことくらい。態度で察知できた。

　私は、彼女と別れた直後にいつも遊びに誘われていたことも、実は知っていた。

　「つなぎ」・・・キープかなと。

　それでもいい、という思いとは少し違った。

　私は、キープにされるだけの価値すら、ないと思っていたからだ。

　相手は、元カノとは、全員、女の子の方から積極的に好意を示してきて、決定打を相手に打たせるという、王道パターンだったらしい。私が、告白された初めての人だと。

　策を捨てた、馬鹿女は私ぐらいのものだということでしょうね。

　いつになく、緊張感漂う会話だった。

　告白するときより、緊張した。

　立てました。

　一人旅に出た。

　一人で気ままに旅するのは、とてもリフレッシュできる。

　わいわい楽しむ旅行はもちろん好きだけど、一人でゆっくり行くのもなかなかいいものだと思う。

　行き先はまた、京都です。

　彼氏には事後報告同然だったので、怒らせました。

　二人で行くなら、華やかな季節に行きたいもの。

　いくらメールしても返事が来ないから、あ、ヤバイ、怒らせた・・・？って思った。

　あとで電話してみたら出てくれて、案の定、怒ってたみたい。

　ひたすら謝っておきました。

　怒るだろうなって思いつつも行ってしまったからね。

　ちょっぴり罪悪感。

　でも、我慢はできませんので。

　
　彼が私に直接怒ったことは、今のところはない。

　私から軽く怒ったことはあるけど(汗)

　まだまだ、お互いに遠慮している感じ。

　私はよく笑うし、泣くし、本当に素に近い感じで接しているつもりだけど、相方に言わせれば、「ミステリアス」なんだそう。

　言葉を選んでいる、って思うらしい。

　そう悟らせてしまう私は、まだまだ甘いね。

　揺れています。

　信じられなくなったら、終わり。

　私の信条です。

　彼氏が、信じられなくなってきた。

　好きと言われても、実感が湧かない。

　さみしい、会いたいと言われても、ホントかなって思ってしまう。

　もともとこの人を好きになったのは、一目惚れのようなところもあるが、つまるところ、私の自虐的な考え方からだ。

　人生で一番私を傷つけた人は、ひとりっ子A型の男。M大学出身。

　今の彼氏は、全てこの条件と一致している。

　この事実を一つずつ知るたびに、私は思う。同じ条件の人から今度は逆に愛されて、傷を埋めようとしているのか。

　それとも、更にまた傷つきたいのか。

　
　復讐したいのか。

　
　私は、結婚が難しいと思っている。

　だから、余計に難しくなるような、一人っ子に惹かれる。

　さらに、訳ありの人。

　でも、好き。

　彼の気持ちを疑ってしまう。

　

　何かに追い立てられ、一人で戦わなければならないとき。

　非常に孤独です。

　自分から連絡を絶っているにもかかわらず、彼氏と話せないのがさみしい。

　大雪の今日は、そんな気持ちにも拍車がかかります。

　るなさん、リンクさせていただきました。

　彼氏とデート。

　コメディー映画を見た。ホントに「ありえねー。」って感じの内容だったけど分かりやすく面白い、そしてほろっとくる、喜怒哀楽のはっきりした映画だった。こういうの、かなり好き。

　せつない純愛系の内容ももちろん好きだけど、分かりやすいコメディーやアクションっていいね。

　そのあと、私のお勧めのお店でランチ。中華好きの私。彼氏もかなり気に入ってくれたよう。

　店内の鏡で自分を見たら、ものすごーく嬉しそうな顔で上機嫌だった。

　SCをブラブラ。

　展望台から、車の中でおしゃべり。この時間が一番楽しい。

　ふとした話題から、思いがけずショックなことを聞いてしまい、思わず無言、涙・・・

　大人気ないな、と自分でも思う。

　けれど、止められなかった。

　「このヤロー、って感じ？」と聞かれたけど、怒りなんて湧いてこなかった。

　ただただ、悲しかった。

　この一ヶ月足らずの間に、私は何回涙を見せてしまっただろう？　

　そのあとはもう、感情が決壊。思いが溢れ出てしまった。

　どこにも行かないで。離さないで。

　恥ずかしさなんてカケラもなかった。

　感情の赴くままに、自分の想いをぶつけた。

　

　情熱的、だって。

　彼氏に対して不満があるとき。嫉妬しているとき。

　安らぐはずの時間でこういう状態だと、本当に悲しい。

　あまりに昔の彼女の話をされてしまうと、不愉快。

　私はそんなに寛大ではなく、心の狭い人間です。

　私の大好きな場所への旅行の計画、そんな話題持ち出してほしくない。

　ふたりでは、絶対行くことはないでしょう。

　
　こういうときは、動悸が激しくなります。

　デート☆彼のお部屋にお邪魔してきた。

　二人きり、というのはいいね。お互いに、外では見せない態度でいられる。

　そのあと、彼のお勧めのお店へ、ご飯を食べに行った。

　ほんっと、今まで食べたイタリアンの中で、一番美味しかった！！！

　「本当においしそうに食べるねー。目がキラッとしたよ。」
　と彼氏にも言われちゃった。

　　大好きな人との食事だったら、なおさら、ね。

　多分、私自身も見たことのないような表情を、彼に向けていると思う。幸せいっぱい♪♪♪って感じの。

　この前、二人で写真撮ったら、骨抜き、って顔をしてたから、びっくりした。　

　彼氏とは無事に会うことができた。家で待ち合わせて、一緒に勉強会に行く、って約束だった。

　ちゃんと来てくれました。

　会場でも、彼の視線をビシビシ感じたし。

　職場恋愛は秘密にしているから、ヤバイでしょう？

　ただ、テンションが変なんだよね・・・安定していると思っていたけど、そうでもないみたい。それだけ素が出てきたということなのか、私が彼をわかってきたのか。

　あと、同期の中で、彼はあまりよく思われてないということが分かって、ショックを受けた。

　私自身、クセのある人を好きになりやすいのは自覚している。

　だから、あの人いいよね、って言われるような人は、好きになった試しがない。

　あんまりいい人って、それホントに本性？って言いたくなるからね。

　

　疎遠になった彼氏。

　わかりやすいね・・・あまりに口当たりのいいことを言うから、事実を知ってもそんなことが言えるのか、本気度を測ったのかもしれない。

　知られたくはなかったけど、知ったらどんな反応が返ってくるのか、見たかったのかも。

　明日会う予定だけど、それすら来ない気がする。
　
　ああ、ますます体に支障をきたす。

　STさん、リンクさせていただきました。

　思わず職場で胸を抑えてしまった。

　発作がヤバイ、と思った瞬間のこと。

　さすがにポーカーフェイスではいられない。

　友達と、手を繋いだり腕を組んだりする私。酔ったとき限定だし、人も限られるけど。

　スキンシップが好きなんだね、と言われてしまった。

　そうなんだよね、きっと。

　隠し事をされるって、悲しいことですね。

　言わなければならないことってあると思う。どうせ隠し通せるなら最後まで貫いてほしい。

　それが分かったということは、話してくれたからなのだが、やはりショックだ。

　秘密がないとつまらないと言うのはよ〜く分かる。

　ただそれは劇薬で、信頼関係を壊しかねないものだということを、よく肝に銘じておかなければならない。

　そういうものだからこそ、秘密を持つのは楽しいし、相手に対する、ちょっとした優越感を持っていられる。

　駆け引きを楽しんだり、そういう気持ちを持ったりすることは、いいことなの？馬鹿正直だとナメられるのも確かだから、もちろんすることはあっても、それはちょっと悲しいことだとも思う。

　彼氏に、持病のことを洗いざらい話した。

　これでダメになるなら、その程度だと言うこと。

　二週間でも、いい思い出になるさ。

　そんな思いで話した。

　覚悟を決めた。

　
　話す前に、ペアリングを購入。職場にはつけていけないので、ネックレスにしてつけていよう。

　話しているときは、手を握っていてくれた。
「どんな事情があっても、ウィステリアはウィステリアだよ」

　嬉しかった。