抜け殻

2009年6月21日 恋愛
 またブライダルフェアへ。

 パーフェクトに気に入るところがなくて、既に5件目に突入。

 今日のところは、リゾート地のようなところだった。

 待合室でまず、開放感に感動!

 だけど、色々見ていくうちに、テンションはどんどんダウン。

 え、期待したほど大したことないかも…

 扉がとにかく多く、迷子になってしまいそうだし、階段も多くて、体力のない私にはキツイ。

 それに、自宅から遠いし、わざわざここにするメリットがないかなと思ってしまった。

 相方が思いのほか気に入ってしまって、びっくりした。

 こんなところまで、打ち合わせに来なきゃならないの?

 どうせ、完璧に理想どおりのところなんてないなら、近場でいいよ。疲れるし。  

 同じ県内でも、こんなへんぴなところ、来たくない。本当は、隣の県の県庁所在地がいいのに。華やかで。

 そもそも、私と相方の趣向が全く違うのだ。

 私は、ホテルウエディングで、大聖堂があって、自分が主役!!っていう感じがいい。

 彼は、ハウスウエディングで、ゲストが主役で、自分は目立たなくていいと言う。

 全く会場の好みが合わない。

 なるべく、お互いが納得できるような会場を、と思って探しているのに、早く決めろと私を責める。

 完全に私の趣味趣向にしたら、そのときは不満顔をするくせに、よく言うよ。

 もう一件、試食会を予約してあったところへ行って、会の前に少し打ち合わせをしていたのだが、浮かない顔をしていたらしく、思っていることは吐き出せと言われて、泣いてしまった。

 かっこ悪いと思いつつも。

 仕事も辞める羽目になるし、一人っ子なのに家も出なければならない。それなのに、まだお前の言うことを聞けというのか。十分だろう、自分は何も変わらない、ただプラスになるだけだ。私はマイナスにしかならない。結婚したいピークはもう過ぎた。私が、辞めたくもないのに辞めたら、また仕事を探さなくてはならないし、辞めたい彼が、転職先が見つからないから仕方なく残る。愚痴も今後も聞かなくてはならないだろう。それは私にとって失礼ではないか。

 そのことを何回言っても、直らない。最悪。

 プランナー(女性)が、私が守ってあげます。でも、一番頼りになるのは彼だから、と言ったけど、私にとっては、一番頼りにならない人だ。

 一番の敵だ。

 10件以上見て回っている人もいる、と聞いた。ほらみろ、迷う人は迷うんだ。

 本当に、こんな人でいいんだろうか。

 結局、試食会の会場に決めることにした。ドレスが持ち込み不可だから、私が着たいものは着れないけど、前に試着したときに、十分素敵なドレスだったから。

 どうしても着たければ、写真だけでもどこかで頼めばいいし。

 どうせ、私の希望なんて叶わないのだ。

 一生懸命、自分にも周りの希望にも沿うように生きてきたのに、なんでこんなにうまくいかないんだろう。

 どうせ、私は持病が治らない限り、考えたくないけど、子供にも恵まれる可能性が低い。

 どうせ、人間一人ぼっちなのだ。

 なんだかんだ言って、腹の立つこともあるけれど、一番頼りになるのは両親で、一番の味方だと思っている。

 彼氏(未来の夫)なんて、所詮他人だ。

 法律婚している人たちだって、紙切れ一枚の関係だ。血のつながりなんて全くないんだし。

 恋愛感情が薄れたら、ただの人だ。薄れさせたのは、彼本人だ。

 結婚することに何のメリットもない。

 メリットとか言ってる時点で、本当はおかしいんだ。

 無償の愛とか、私には全然当てはまらない。

 式場の契約書も書いたし、内金も払ったけど、クーリングオフの期間もあるし、どうするかわからない。

 そもそも、今の気持ちとして、本当に全然うれしくない。

 泣き疲れて、抜け殻になってしまっている。

 結婚しても変わらず仕事を続けていたり、男性が養子になった人の話を聞くと、ふん、いいよねって思ってしまう。
 
 何でこんな人を選んだのか。

 自分が悪いんだ。

 自分が見る目もなく、先のことを考えないからこんなことになったんだ。

 誰にも相談なんてできない。

 私の気持ちがわかる人なんていない。

 友達には、大抵兄弟姉妹がいるし、一人っ子でも、持病なんてない。

 両親だって、一人娘が婿養子をもらわないなんて、本当は嫌に決まっている。

 母親は、兄弟姉妹がいないからわからないけど、多分姉のような存在だと思う。けど、このことばかりは、悩みなんて相談できない。

 やめろって言われるだけ。

 二人でいたってどうせ精神的に一人なら、一生一人でもいいかもしれない。

 長生きできるかわからないし。

 そのあたりは、兄弟姉妹がいないというのは心細い。

 嫁いだという形になると、頼りになる今の親戚からも助けてもらいにくい。

 両親が反対して、いっそ破談になればいいのに。

 そうすれば、私は何の決断もしなくていい。都合よく周りの人のせいにして生きていけばいい。

 なんて、自己嫌悪。

 実際、表だって反対はしないだろうな。過去に、彼が、私と結婚するのは無理で、お見合いで適当に見つけて結婚すると言ったことがある。そのことを母に泣きながら言って、宣言したことがある。

 彼がもし他の人と結婚したら、刺してやるって。

 本当はそんなことしないとしても、母はひやっとしたらしい。

 大体、そんなことを言われているから、彼に対する不信感がぬぐい切れないんだ。 

 じゃあ、何で別れない?

 答えは簡単。決断できないからだ。

 結局、私が悪いんだ。

 もう嫌だ。

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